野ばら    野田市
 
    



    


   『野ばら』  小川未明

   「  ちょうど、国境のところには、だれが植えたという
     こともなく、一株の野ばらがしげっていました。
      その花には、朝早くからみつばちが飛んできて
     集まっていました。その快い羽音が、まだ二人の
     眠っているうちから、夢心地に耳に聞こえました。  」

             新潮文庫 『小川未明童話集』






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