等々力不動と渓谷
     と ど ろ き
   
   不動尊の横から渓谷に続く道を降りると、滝があります。
  この音が轟いていたことから「とどろき」となったという伝承
  があります。

   興教大師・覚鑁上人(かくばんしょうにん)が、夢のお告げ
  によって、役の行者(えんのぎょうじゃ)の作った不動明王
  像を背負って武蔵の国まで来て、安置したとされる。

   

   
    お不動様の滝          等々力渓谷
     

   等々力渓谷の中は、東京の中とは思えないような鬱蒼と
  した木々が生い茂り、様々な種類の小鳥達がいます。
  あまりにも「森が深い」という感じなので、一人で散策とい
  うより、探検という感じかもしれません。

   多摩川沿いによって台地が削られて河岸段丘が形成され
  ているのですが、その河岸段丘を刻む渓谷の一つが、この
  等々力渓谷です。



  ※役の行者・・・飛鳥時代〜奈良時代にいたとされる修験道の祖)

  ※興教大師・覚鑁上人・・・真言宗中興の祖。平安時代末期。
                 新義真言宗につながる動きを起こす。
                 高野山を下りて根来寺を建立した。

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